車のナンバープレートから住所検索

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◎車のナンバープレートから所有者の住所を調べる

最近では、自分で浮気調査をされる方も増えてきました。

探偵に依頼する費用はどうしても高く、そこまでの予算は無いので自分で尾行したといった方や、ある程度、浮気の事実は掴んでおり、浮気相手の目星もついているというケースでは自分で対象者の身辺を調べるといった方もいらっしゃいます。

そうした中で、配偶者の浮気相手が運転してきた車のナンバーまではわかった、または身辺をいろいろ調べてみたところ、車のナンバーはわかったが、相手の住所がどうしてもわからないということもよくあることです。

また、自分の土地にいつも無断駐車している車や放置車両があって、その自動車の所有者の氏名や住所を調べて、話し合いをしたいといった場合もあるでしょう。

その他、さまざまなトラブルにおいて、相手の車のナンバーだけしか情報が無いといった時に、車のナンバーから持ち主の住所を調べるという必要性も出てくるのではないでしょうか。

◎車のナンバーから住所を自分で調べるには

普通車の場合

車の登録情報は、陸運支局、もしくは自動車検査登録事務所(以前は陸運局と呼称)で管理されており、車の現在の所有者の氏名や住所は、基本的に最寄りの陸運支局等の窓口で「登録事項等証明書」を所定の手続きに沿って請求すれば確認できます。

この「登録事項等証明書」は、本来、車の売買に伴う名義人の確認や抵当や差押えになっているかどうかの確認などのため、第三者でも要件さえ満たしていれば開示される制度です。

以前でしたら、車のナンバープレート上の地名、3ケタの分類番号、ひらがな、そして、1~4ケタの番号さえわかっていれば、3号シートと呼ばれる用紙に、請求者の氏名と住所、請求事由等を記入し、請求者の身分証明書を提示すれば、数百円程度の費用で比較的容易に実質誰でも取得することができました。

しかし、犯罪抑止や個人情報保護の観点から、2007年11月16日からは請求方法が変わり、ナンバー情報だけではなく、その車の車台番号の下7ケタを記入しなければならなくなりました。

車台番号とは、車検証に記載されていますが、その他には車のボンネットを開けたエンジンルームの奥の金属箇所に打刻されているその車固有の識別番号です。

このことにより、その車の所有者とまったく接触のない、つまり車検証を見たりボンネットを開けることができない第三者が「登録事項等証明書」を請求することは実質困難になってしまいました。

ただし、私有地の放置車両等の所有者を確認したいというようなケースでは、放置状況を示した図面、車両の写真、放置日数を記載した書面を添付すれば、ナンバープレートの登録番号だけで請求することができます。

軽自動車の場合

軽自動車においても、普通車のような「登録事項等証明書」のようなものはあります。

しかし、管轄は陸運支局ではなく、軽自動車検査協会になり、登録書面の名称は「検査記録事項等証明書」というものになります。

「検査記録事項等証明書」を請求するには、ナンバープレートのすべての登録番号、車体番号、所有者の氏名・住所及び交付を受ける理由の記入が必要になります。

対象車両所有者の氏名・住所を記入しなければならないのは以前からで、軽自動車については、所有者の氏名と住所を記入できる人物、つまり本人か正式に委任を受けたものしか取得することはできません。

従って、第三者が対象となる軽自動車の登録情報を確認するということは困難です。

ただし、普通車と同様に、私有地の放置車両等の登録情報については、ナンバープレートの登録番号だけで取得することができるようですが、別の手続きが必要になるようなので、最寄りの軽自動車検査協会に確認する必要があるでしょう。

ちなみに、ナンバープレートが緑地で文字色が白の事業用車両やナンバーのひらがな部分が「れ」もしくは「わ」のレンタカーは調べても事業者の所在地、あるいはレンタカー会社の所在地しか判明しない場合がありますので、注意が必要です。

◎車のナンバーから住所調査を探偵に頼む

以上のように、現在では普通車、軽自動車に限らず、一般の第三者がその車の持ち主の氏名や住所を確認することは難しくなってきました。

では、探偵なら車のナンバーから住所を調べてくれるのでしょうか?

残念ながら、探偵と言えども、一般には入手困難な個人情報を取得するということは違法になりますので、「車のナンバーから住所を調べてほしい」と依頼しても、引き受けてくれるところはまずないでしょう。

しかし、探偵ではさまざまなノウハウを持っていますので、車のナンバー以外にその車の所有者に対する情報、手がかりなどがあれば、そうした総合的な情報を元に住所調査が可能な場合があります。

もちろん、探偵の方でも違法な目的や常識的な使用目的以外の目的の場合には依頼を請けることはできませんが、正当な理由があれば相談に乗ってくれるケースもあります。

その際の探偵の料金ですが、こちらの情報量やケースによって異なりますが、最低でも15万円以上はみておいた方がいいかと思います。

車のナンバーはわかっているのに、住所がわからなくてトラブルがなかなか解決しないという場合には、探偵に依頼してみるというのもひとつの手段ではないでしょうか。

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